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オープンソース・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:角田好志、以下、OSJ)と株式会社ソフトステート(本社:青森県八戸市、代表取締役社長:若山登)は、主に大学に向けて学生の出欠管理データから出席状況を分析できるオープンソースを基盤としたWebシステム「Student Care on LAMP (スチューデント・ケア・オン・ランプ)」を発表、販売を開始します。
 
「Student Care on LAMP」は、少子化、全入学時代を迎えて厳しい環境にある大学において、単なる出席管理のみならず、学生の出席状況を多目的に分析することで学生個別の教育支援やケアを実施、教育の質を向上すると同時に留年や退学者を減らすことを目的とした出席分析ソリューションです。オープンソースによる標準のWebシステム基盤であるLAMP/LAPP(OS:Linux、Webサーバ:Apache、DB:MySQLまたはPostgreSQL、開発言語:PHP)をベースとすることで、生徒数に伴うライセンスコストの増加を抑え、高いコストパフォーマンスを実現しています。
 
「Student Care on LAMP」は、八戸工業大学(所在地:青森県八戸市、学長:高橋●(燦の夕が月、米が示)吉)とソフトステートの産学協同で開発した出席分析システムをベースとし、すでに同大学で3年間の運用実績を持ちます。八戸工業大学では、退学・留年の兆候にある休みがちな学生の出欠の状況などを個々の学生に応じ、週間ごと日別時間割形式にて出席状況の把握が出来ますので休みがちになった週以前の経緯から、その兆候に至った週まで状況などの週間事行動パターンでの参照をし、そこに至った原因となる要素(教程理解度、教員の指導方法、本人事情)は何かを、そのプロセス事の出席状況からあらゆる観点において分析する事が出来ます。この事により、その学生の原因となる要素に合った教育支援やケアを実施することで、留年・退学者を大幅に削減しています。
また、技術者教育の質を評価認定する組織である日本技術者教育認定機構(JABEE)による認定を工学部の3学科で取得するにあたっても、システム活用による教育の質の向上が評価のポイントとなりました。 
 
今回、出席状況分析システム「Student Care on LAMP」の展開にあたってOSJとソフトステートは提携しました。両社の役割は下記のとおりです。
    OSJ        :営業・システム構築・カスタマイズ・一次サポート
    ソフトステート:システム構築支援・二次サポート
 
OSJとソフトステートでは、販売当初は、関東を中心に10校を対象に限定導入し、その後の運用における効果などのモニター調査する予定です。同時に地方の大学に向けては、地域のパートナーを募集することで、全国展開を図っていきます。
 
■特長
 
産学協同開発ソリューション八戸工業大学で3年間の実績をもち、現場の声を反映した実績を持つシステムです。また、導入にあたって、同大学によるコンサルティングサービスも提供可能です。
きめ細かな教育を支援単なる出欠の把握ではなく、生徒の直近2週間の出席傾向を、学科別、授業別、出身地別、出身校別、入試区分別,科目別、教員別、担任別、など様々な角度から分析し、それに基づいた内容での細かなケアに役立てることが可能です。
オープンソースをベースプラットフォーム部分の導入コストを抑え、高いコストパフォーマンスを持ちます。
既存の出席システムとの連携や機能追加が容易なモジュール構成既存の出席システムに追加することが可能です。また、出席管理システムや帳票出力もオプションとして提供すると同時に、カスタマイズや導入全般のサポートも提供します。また、将来的に授業評価機能をオプションとして追加予定です。
 
■「Student Care on LAMP」価格基本パッケージ:100万円
 オプション:
 -PDF帳票出力機能	:100万円
 -出席管理機能		:100万円
 -その他、カスタマイズ、ハンディーターミナル設定などは、個別見積もり
                 # # #LinuxはLinus Torvaldsの商標です。 その他、記載されている会社及び製品の名称は、各社の商標または登録商標です。
 
■株式会社ソフトステートについて所在地:青森県八戸市石堂4-5-16
 代表取締役社長:若山 登
 設立:1990年4月
 事業内容:
 アプリケーションソフトウェアの設計開発、パッケージソフトウェアの開発販売、ハードウェア関連機器の販売
 資本金:1,000万円
 URL: http://www.softstate.co.jp/
 
■オープンソース・ジャパン株式会社について所在地:東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル南館14F
 代表取締役社長:角田 好志
 設立:2002年12月
 事業内容:
 ユーザ企業や自治体などの基幹系情報システムのコスト削減に焦点をあて
LAMP技術を中心に、様々な分野のオープンソース技術を統合して、新たな
情報システムの仕組みを構築していきます。
 資本金:39,452万円
 URL: http://www.opensource.co.jp/
 
■本件に関するお客様からのお問い合せ先:オープンソース・ジャパン株式会社
 営業  E-mail:toiawase@opensource.co.jp
 TEL:03-3284-7600
 
■ 補足資料 「Student Care on LAMP」の市場背景と狙い
 
少子化時代を迎え、教育現場では入学生の減少、退学者の増加などによる定員割れなどで収入減となり経営危機などで廃業する学校も出てきています。また、一部の学校では定員割れを留学生で補うものの、留学生を受け入れる学校側として日々の学生の状況把握が徹底していないことが多いのが現状です。東京都においては留学生を受け入れるにあたり、学校側で学生の出席状況の管理を徹底する条例が施行されるにいたりました。しかし、定員割れを一次的に回避する程度のもので、さらに全入学到来により、ますます学生の質が多様化する中、本来の学校としての抜本的な改革が望まれています。
 
その抜本的な改革とは、学生ひとり一人の日々の動向をあらゆる観点で分析し、その学生に合った教育支援を日々の状況に応じて実施することです。
従来の成績による結果管理や単純な出席管理ではなく、学生個々に合わせた指導や教員個々の授業改善など、きめ細かな教育を実現することが求められています。学生のやる気を引き出し、潜在能力を伸ばす事が、留年・退学者の削減のみならず卒業後の就職先からの評価に結びつくことで、就職率の向上、ひいては大学の評価が高まることにつながります。また、きめ細かな教育が実践できるプロセスを確立し、管理していくことで、学生・保護者・企業からの継続的な信頼を得ることにつながり、期待される学校として将来的に安定した入学生の獲得に結びつくと考えます。
 
「Student Care on LAMP」は、授業の出欠情報から学生の日々の出欠傾向を授業別、科目別、教員別に分析し、その授業の理解度を知る上で今までの過程(出身校)での教程理解度はどうか、教員個々の授業指導はどうかなどを分析して、授業改善策などの判断材料として活用できます。
さらに直近2~4週間の中での出席の落差が大きい学生などを学科別、出身地別、出身校別入試区分別、教員別、担任別などの観点から分析・抽出する機能により、留年・退学の兆候にある学生に対して早期にケアを行うことができます。
 
「Student Care on LAMP」は、学生と保護者の信頼と満足を獲得し、期待される学校となるための教育支援ツールと位置づけ、大学や各種専修学校に提供します。
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