株式会社福島情報サービス（本社：福島県福島市、社長：金子與志人、以下FJS）とオープンソース・ジャパン株式会社（代表取締役：角田 好志、本社：東京都千代田区、以下、OSJ）は、IBM System i5に対応したオープンソースとリッチクライアントのソリューション展開で提携したことを発表します。

FJSとOSJでは、IBM System i5のユーザ向けにオープンソースとリッチクライアントによる最新のWebシステムを提供する体制を構築、両社のパートナーと共同でシステム構築、及びサポートサービスの事業展開を図ります。

今回両社で提供するソリューションは、Webシステムの基盤技術として注目を集めるPHP、MySQLなどをIBM System i5上で利用できる技術「PASE」とAdobe(R) Flash(R)を利用したOSJ独自のリッチクライアント技術「DynamicCockpit（ダイ ナミックコックピット）テクノロジー」を組み合わせたものです。

「PASE」は、IBM System i5のOSであるi5 OS上でLinux用アプリケーションの実行を可能とするものです。FJSでは、LAMP（OS：Linux、Webサーバ：Apache、DB：MySQL、開発言語：PHP）環境向けのアプリケーションをi5上で検証し、すで に受発注システムやCRMアプリケーションなどのサポートサービスを提供しています。

「DynamicCockpitテクノロジー」は、Flash技術を利用したOSJ独自のリッチクライアントソリューションです。JavaScriptを利用したAjax（エイジャックス、Asynchronous JavaScript and XML）の問題点を解消する手法としてArax（エイラックス、Asynchronous RPC and XML）を採用しています。

Ajaxの膨大な開発工数、Webブラウザへ高い依存度、情報隠蔽の困難さ、再利用の難しさといった問題点を解消するため、 RPC（Remote Procedure Call）を採用、ビジネスロジック処理をサービス・サプライヤ（サーバ）サイドに集約し、クライアントサイドの開発工数を削減します。また、XMLによりデータとアルゴリズムを明確に区別することで再利用やメンテナンスを容易にしています。
尚、この技術の詳細や仕様の一部を近日公開予定です。

両社の技術を連携させることで、IBM System i5上で大幅なハードウェアの性能強化無しにオープンソースアプリケーションを利用できると同時に、操作性・表現力にすぐれるリッチクライアントによる情報システムを構築することができます。

今後、FJSとOSJは、共同で営業／マーケティング／システム構築／サポートサービスを提供していきます。

尚、両社では下記イベントに共同出展し、提携の概要を説明いたします。

• イベント名：IBM 中堅企業イノベーション・フォーラム 2006」
  （主催：日本アイ・ビー・エム株式会社）
• 日時 ：2006年5月30日(火) 10:30～17:30
• 場所 ：新高輪プリンスホテル（東京都港区）
• ブース番号：10
• 講演 ：パビリオンGトラック 15:45～16:15
  「オープンソース・ソリューションon System i5」
  オープンソース・ジャパン株式会社
  代表取締役 社長 角田 好志
• 詳細 ：http://www-06.ibm.com/jp/gto/forum06/new/

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

●オープンソース・ジャパン株式会社について
所在地：東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル南館14F 代表取締役社長：角田 好志
設立：2002年12月
事業内容：
ユーザ企業や自治体などの基幹系情報システムのコスト削減に焦点をあて LAMP技術を中心に、様々な分野のオープンソース技術を統合して、新たな 情報システムの仕組みを構築していきます。
資本金：39,452万円
URL: http://www.opensource.co.jp/

●株式会社福島情報サービスについて
所在地：福島県福島市北町5-5
代表取締役社長：金子 與志人
設立：1982年3月
事業内容：
IBM System i5を中心とした基幹システムと、インターネットインフラを活用したB to B、B to Cの連携ソリューションを構築。
オープンなシステムで利益創出とコスト削減を提案します。
URL: http://www.fjs.co.jp/