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アイルネットとオープンソース・ジャパンがエンタープライズSNS事業で提携
2008年06月02日

株式会社 アイルネット
オープンソース・ジャパン株式会社

~テレビ朝日の導入から生まれたSaaS/ASP化、GrailsとAIRベースアプリのOSS 公開など~

PCIホールディングス・グループの株式会社アイルネット(代表取締役:関谷恵美、本社:東京都品川区)とオープンソース・ジャパン株式会社(代表取締役:角田好志、本社:東京都千代田区、以下、OSJ)は、アイルネットが6月2日付けで東京都世田谷区に設立したエンタープライズSNSラボに関わる事業について提携し、新たなオープンソース活用事業の展開を開始します。

同ラボは、今後、大手企業を中心に市場拡大が予想されるエンタープライズSNS分野にフォーカスした情報システムを提供することを目的とし、さらには開発した一部のソフトウェアをオープンソース公開していきます。  所長には、独自のモデル駆動型のWeb開発フレームワークの研究開発を推し進めてきた永山辰巳が就任し、大企業におけるエンタープライズSNS導入への個別コンサルティング、業務情報のモデル設計を行い従来型の情報システムからコミュニケーションをベースにしたシステムへの転換を支援します。
 エンタープライズSNSとしての実績は、すでにテレビ朝日(プロジェクト型業務における予実の管理)始め数社に提供中ですが、今後はサービス名を「KnowledgeLine」として、SaaS/ASP形式で提供し、月額ユーザー一人あたり1,000円から利用でき、また、別途コンサルティ ング、教育なども用意しております。「KnowledgeLine」は、標準タイプのサービスに加えて、より上位層の情報系業務遂行アプリケーションをお客様毎にカスタマイズする対応も含めての提供を検討しています。
 また、この「KnowledgeLine」へのフィードバッグを目的とした研究プロジェクトを立上げ、最新のオープンソーステクノロジーであるGrailsやAdobe AIRを用いて開発中のアプリケーションである「SpaceCard」の基盤部分を2月からSourceForgeにてオープンソース公開しています。
 「SpaceCard」は、Grailsで構築されたオープンソースプロダクトとしては日本初となります。6月末には、最新のアプリケーション実行環境であるAdobe AIRで動作することを目指しており、Grails+ Adobe AIRのオープンソースプロダクトとしてエンタープライズSNSの潮流を世界に発信していきたいと考えています。
 Grailsは、Web開発環境として、現在世界で最も注目されているRuby on Railsに触発されて開発された、JavaエンジニアのためのWeb開発フレームワークです。日本IBMが公式Webサイトで説明したりセミナーを開催して おり、海外ではさらに盛況な活動が見られます。
 OSJは、今回のASPサービスの販売およびオープンソース化のプロモーションにて、これまで蓄積してきたノウハウを活かし連携していきます。
 提携事業の第1弾として、6月下旬にエンタープライズSNSセミナーを開催し、今後の動向や「KnowledgeLine」や「SpaceCard」のデモなどを紹介させていただきます。

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※文中の製品名および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
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