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企業に残るCOBOLシステムをWebシステムにコンバージョンするレガシーマイグレーション「LAMP2」をスタート
2004年12月06日

オープンソースを活用したシステム提案を実践する「オープンソース・ジャパン株式会社」(本社:東京都千代田区、代表取締役:角田好志、以下OSJ)は、COBOL言語で構築されたシステムをPHP言語にコンバージョンするサービス「LAMP2」(ランプ・スクエア:Legacy Asset Migration Program with LAMP)をスタートします。

多くの企業では、メインフレームやオフコンが稼動しており、ハードウエア環境の維持コストや2007年問題(注1)に直面しています。これまで、これらの企業では、この問題を先送りにしてきましたが、コストの増大と2007年問題の直面によって、猶予がなくなりつつあります。これらの問題を解決する手段として、早急なオープンシステム化が課題となっています。
 しかし、長年にわたって維持・管理してきた基幹システムは、COBOL言語で記述されたものが多く、これらのシステム資産をどのように移行・継承するかという障壁が存在します。

「LAMP2」では、COBOL言語で記述されたシステムをWebスクリプト言語PHP(注2)に変換するサービスを提供します。変換したシステムは、LAMP(注3)環境で稼動するため、環境構築が容易で非常に安価なコストにて導入することが可能となります。
また、PHP言語に変換することによって、LinuxだけでなくUNIX、Windows一部のメインフレームなど幅広い実行環境で動作するようになります。

COBOL言語からオープンソースのPHP言語への変換は、初めての試みで従来のJavaへのレガシーマイグレーションと比較してコスト面と保守面でのメリット提供できます。

オープンソース・ジャパン株式会社では、12月7日に「LAMPスクエア」などのソリューションを企業ユーザ向けに説明するセミナー「OSJフォーラム」を開催します。本セミナーでは、「レガシーマイグレーションを実現する、OSJソリューション紹介」と題してご説明します。

「2004 Winter OSJフォーラム」
日時:2004年12月7日(火) 14:00 0 17:00
場所:オープンソース・ジャパン株式会社 会議室

注1:2007年問題
団塊の世代が2007年頃に定年退職を迎えることから、その業務ノウハウの継承が問題となっている。 特に企業の業務システムは、団塊の世代が永年コンピュータシステムの維持・メンテナンスに携わったており、経緯豊かな要員が皆無になることから旧来システムの継続運用が危ぶまれている。その対策として、2007年 を迎える前にオープン系のコンピュータシステムに移行する企業が増えている。

注2:PHP(PHP:Hypertext Preprocessor)
Webサーバ上で動作するスクリプト言語。Web上で利用することを前提に設計されており、高パフォーマンスならびにデータベースとの親和性の良さから広く世界的に利用されている。2002年4月にマイクロソフトのASPを抜いて、Webスクリプト言語としては世界第1位のシェアとなった。

注3:LAMP
欧米においては、Webシステムの構築で利用されるオープンソース技術の頭文字をとった「LAMP」(Linux Apache MySQL PHP)という言葉が広く普及している。 日本も、ようやくオープンソースのビジネス活用が本格化してきておりオープンソース技術の関心の中心は、これまでのLinuxやApacheの基盤技術から、MySQL(データベース)やPHP(スクリプト)など、ユーザ・アプリ ケーションに近い技術に移りつつある。

※ Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他における登録商標または商標です。
※その他、記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

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[オープンソース・ジャパン株式会社]
ユーザ企業や自治体などの基幹系情報システムのコスト削減に焦点をあてLAMP技術を中心に、様々な分野のオープンソース技術を統合して、新たな情報システムの仕組みを構築していきます。

社名:オープンソース・ジャパン株式会社
英文社名:Open Source Japan, Ltd.
資本金:199百万円
主な出資者: オープンソース・ジャパン株式会社
代表取締役社長:角田好志
所在地:東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル南館14F
電話番号:03-3284-7600

[今回の発表に関する報道関係各位からのお問合せ先]
オープンソース・ジャパン株式会社
大竹紀子 noriko@opensource.co.jp Tel.03-3284-7600

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