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企業・自治体向けに提案依頼書(RFP)作成能力とオープンソース活用の課題調査・検証作業を支援する専門組織「RFP & O
2005年01月12日

オープンソースを活用したシステム提案を実践するオープンソース・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:角田好志、以下OSJ)は、企業・自治体においてデスクトップから情報システムのデータベースやアプリケーション開発にまでオープンソースソフトウェアOSS)を広範に採用するためのRFP(提案依頼書)作成や技術的課題の解決に向けた検証作業を行う「RFP & OSS研究所」をOSJ社内に2005年1月12日付けで発足したことを発表します。

OSSは、企業や自治体においても、その信頼性や透明性が評価され、LinuxをサーバOSに採用する点では急速に普及しています。しかし、デスクトップや業務アプリケーションにおいては、まだ端緒についた段階です。
また、「情報化投資削減」、「ベンダ非依存」、「システムの透明性の確保」というOSSの特長を生かすためには、情報システム開発においてベンダ主導からユーザ主導に体制を変更することが不可欠です。このためには、ユーザ側でシステム開発の目的や要件を的確に反映したRFPを作成し、これをもとにベンダ側の提案を確実に評価できることが求められます。
同時にOSS活用をプラットフォームのレベルから業務アプリケーションやデスクトップにまで拡大するにあたって、複数のOSSを組み合わせることにより実現できる機能やその親和性、継続的なバージョンアップ時の検証作業といった情報が求められています。

OSJでは、LAMPを中心に複数のオープンソース技術を活用した情報システムによる大幅な情報化投資の削減を提案しています。この取り組みの過程で、ユーザ側のRFP作成の支援、及び複数のOSSを組み合わせた場合の実現可能な機能と親和性に関するノウハウの蓄積と提供を専門的に行う組織が必要と判断しました。

今回、「RFP & OSS研究所」を社内に発足することで、主に以下の2点の取り組みを強化します。

  • RFP(提案依頼書)の作成支援
    • ユーザ主導によるIT活用、IT調達を実現するために、適切なRFP作成のためのノウハウを蓄積
    • 企業や地方自治体向けにヒアリングからRFP作成までの各プロセスのコンサルティング業務
  • 複数のOSS利用時の動作・親和性検証
    • 業務システムやデスクトップにOSSを利用するための機能と親和性の検証
    • 検証結果を元にした導入支援とコンサルティング業務
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注:LAMP
欧米においては、Webシステムの構築で利用されるオープンソース技術の頭文字をとった「LAMP」(Linux Apache MySQL PHP)という言葉が広く普及している。 日本も、ようやくオープンソースのビジネス活用が本格化してきておりオープンソース技術の関心の中心は、これまでのLinuxやApacheの基盤技術から、MySQL(データベース)やPHP(スクリプト)など、ユーザ・アプリケーションに近い技術に移りつつある。

※ Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他における登録商標または商標です。
※その他、記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

■オープンソース・ジャパン株式会社について
ユーザ企業や自治体などの基幹系情報システムのコスト削減に焦点をあてLAMP技術を中心に、様々な分野のオープンソース技術を統合して、新たな情報システムの仕組みを構築していきます。また、3つの子会社(ゼンド・ジャパン株式会社、ゾープ・ジャパン株式会社、イーセキュリティ・ジャパン株式会社)とオープンソース・ジャパン・グループを構成、確実な技術支援体制に裏づけられたオープンソース、コンテンツ・マネジメント、セキュリティの各事業を推進しています。
詳細は、以下のURLをご参照ください。
http://www.opensource.co.jp/

今回の発表に関するお客様からのお問合せ先
オープンソース・ジャパン株式会社 営業
toiawase@opensource.co.jp
Tel.03-3284-7600
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