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COBOLシステムからWebシステムへのレガシーマイグレーションサービス「LAMPスクエア」に20万円のトライアルメニューをﴀ＀
2005年02月07日

オープンソースを活用したシステム提案を実践する「オープンソース・ジャパン株式会社」(本社:東京都千代田区、代表取締役:角田好志、以下OSJ)は、 COBOL言語で構築されたシステムをPHP言語にコンバージョンするレガシーマイグレーションサービスサービス「LAMPスクエア(ランプ・スクエア:Legacy Asset Migration Program with LAMP)」に20万円で数本のCOBOLプログラムを実際にLAMP環境に移行できるトライアルメニューを追加したことを発表します。

同時にOSJ独自のアーキテクチャ「IOSSA(イオッサ、Integrated Open Source Services Architecture)」の一環として開発した、画面ツール「IOSSA業務フォームアクション」利用へのコンバージョンも実現します。
 「IOSSA業務フォームアクション」は、PHP言語からマクロメディア社のFlashを活用するリッチクライアント機能で、COBOLシステムからLAMP(注3)環境への移行時の画面処理において、Webブラウザ上から数字の桁区切り自動入力やファンクション・キーの利用といった入力効率を向上する機能を実現します。
 また、帳票処理の移行においては、サードパーティ製の帳票ソリューションとの連携機能も強化しています。

多くの企業では、メインフレームやオフコンが稼動しており、ハードウエア環境の維持コストや2007年問題(注1)に直面しています。これまで、これらの企業では、この問題を先送りにしてきましたが、コストの増大と2007年問題の直面によって、猶予がなくなりつつあります。これらの問題を解決する手段として、早急なオープンシステム化が課題となっています。
 しかし、長年にわたって維持・管理してきた基幹システムは、COBOL言語で記述されたものが多く、これらのシステム資産をどのように移行・継承するかという障壁が存在します。

「LAMPスクエア」では、COBOL言語で記述されたシステムをWebスクリプト言語PHP(注2)に変換するサービスを提供します。変換したシステムは、LAMP環境で稼動するため、環境構築が容易で非常に安価なコストにて導入することが可能となります。また、PHP言語に変換することによって、LinuxだけでなくUNIX、Windows一部のメインフレームなど幅広い実行環境で動作するようになります。

今回、提供を開始する「LAMPスクエア トライアルメニュー」は、パイロット的に数本のCOBOLプログラムをLAMP環境に移行し、稼動状況を実際に確認できるものです。あわせてコンバージョン工数も報告し、システム移行時の操作性や移行期間等を見積として確認できるものになっています。

■ LAMPスクエア トライアルメニュー概要

  • 対象:COBOL言語のプログラム数本(機能検証できる最小範囲)
  • 価格:20万円
  • プロセス:
    1. お客様よりCOBOLシステムのソースコードをOSJに提供
    2. OSJにてコンバート、及び画面カスタマイズを実施
    3. OSJにてLAMP環境での動作確認デモを実施

■ IOSSA業務フォームアクション
PHPの業務処理プログラムから、FLASHを活用するもので、業務処理画面に必要な以下の機能を実現(今後も機能拡張の予定)

  1. Enterキー押下でのフォーカス移動
  2. コードの最大桁数入力時の自動フォーカス移動
  3. ページング機能での前ゼロ、数値カンマ表示
  4. ファンクション・キーと各種ボタンへのフォーカス移動
  5. 入力テキストの文字種制限(数値のみ、半角カナ禁止など)
  6. 数値項目のテキストボックス右揃え
■ LAMPスクエア 帳票処理機能について
連携アプリケーション:ウィングアークテクノロジーズ社SVFなど

尚、オープンソース・ジャパン株式会社では、2月9日に「LAMPスクエア」などのソリューションを企業ユーザ向けに説明するセミナー「OSJソリューションセミナ」を開催します。

「OSJソリューションセミナ」
日時:2005年2月9日(水) 14:00 ~ 17:00
場所:オープンソース・ジャパン株式会社 会議室

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注1:2007年問題
団塊の世代が2007年頃に定年退職を迎えることから、その業務ノウハウの継承が問題となっている。特に企業の業務システムは、団塊の世代が永年コンピュータシステムの維持・メンテナンスに携わったており、経緯豊かな要員が皆無になることから旧来システムの継続運用が危ぶまれている。その対策として、2007年を迎える前にオープン系のコンピュータシステムに移行する企業が増えている。

注2:PHP(PHP:Hypertext Preprocessor)
Webサーバ上で動作するスクリプト言語。Web上で利用することを前提に設計されており、高パフォーマンスならびにデータベースとの親和性の良さから広く世界的に利用されている。2002年4月にマイクロソフトのASPを抜いて、Webスクリプト言語としては世界第1位のシェアとなった。

注3:LAMP
欧米においては、Webシステムの構築で利用されるオープンソース技術の頭文字をとった「LAMP」(Linux Apache MySQL PHP)という言葉が広く普及している。 日本も、ようやくオープンソースのビジネス活用が本格化してきておりオープンソース技術の関心の中心は、これまでのLinuxやApacheの基盤技術から、MySQL(データベース)やPHP(スクリプト)など、ユーザ・アプリケーションに近い技術に移りつつある。

※ Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他における登録商標または商標です。
※その他、記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

■オープンソース・ジャパン株式会社について
http://www.opensource.co.jp/
ユーザー企業や自治体などの基幹系情報システムのコスト削減に焦点をあてLAMP技術を中心に、様々な分野のオープンソース技術を統合して、新たな情報システムの仕組みを構築していきます。また、3つの子会社(ゼンド・ジャパン株式会社、ゾープ・ジャパン株式会社、イーセキュ リティ・ジャパン株式会社)とオープンソース・ジャパン・グループを構成、確実な技術支援体制に裏づけられたオープンソース、コンテンツ・マネジメント、セキュリティの各事業を推進しています。

今回の発表に関するお客様からのお問合せ先
オープンソース・ジャパン株式会社 営業
toiawase@opensource.co.jp
Tel.03-3284-7600
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