|
オープンソース・ジャパン株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：角田好志、以下、OSJ）は、Webシステムの操作性と表現力を向上するソリューションとして注目を集めるリッチクライアントを実現する新技術「ダイナミック・コックピット・テクノロジー」を発表しました。
「ダイナミック・コックピット・テクノロジー」は、業界標準の技術を利用し、従来のWebシステムの弱点であったクライアントの操作性や表現力を大幅に向上できる技術です。また、商用ライセンスを必要とする技術を一切利用せず、また、高い開発効率を実現することで、システム開発コストを抑えることが可能です。
「ダイナミック・コックピット・テクノロジー」は、OSJ 技術開発推進室 テクニカルプリンシパル ことぶきネット 壽福良平氏と共同開発しています。
現在、Webシステムのリッチクライアントを実現する技術として、Ajax（エイジャックス、Asynchronous JavaScript and XML）が注目を集めています。しかし、膨大な開発工数、Webブラウザへ高い依存度、情報隠蔽の困難さ、再利用の難しさ、という問題があります。
「ダイナミック・コックピット・テクノロジー」では、Ajaxの問題点を解消する手法としてArax（エイラックス、Asynchronous RPC and XML）を採用しています。RPC(*1)を利用することでビジネスロジック処理をサービス・サプライヤサイドに集約し、クライアントサイドの開発工数を削減、XMLによりデータとアルゴリズムを明確に区別することで再利用やメンテナンスを容易にしています。
実際のWebシステムにおける利用では、XMLで画面処理を記述したプログラムからMacromedia Flash形式のアプリケーションを「ダイナミック・コックピット」が動的に生成します。
OSJでは、オープンソースによる標準Webシステム基盤であるLAMP環境において、Flashを利用したリッチクライアント・ソリューション「IOSSA業務フォームアクション」を展開しています。今回、「ダイナミック・コックピット・テクノロジー」を新たに開発したことで、「IOSSA業務フォームアクション」の開発効率を大幅に向上することが可能となりました。
OSJでは、今後、LAMPによる業務システムの開発や、主にUnixサーバーを利用したクライアント・サーバー・システムからWebシステムへのマイグレーションなどに「ダイナミック・コックピット・テクノロジー」を活用します。
同時に、SI企業を対象として「ダイナミック・コックピット・テクノロジー」活用のコンサルティング・サービスを展開します。
なお、「ダイナミック・コックピット・テクノロジー」の概要は、11月17日に開催する下記セミナーにおいて発表します。
# # #
(*1)RPC（Remote Procedure Call）ネットワーク上の異なるマシンにおけるアプリケーションの処理を協調しながら行うことを容易にするプロセス間通信方法。
* Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他における登録商標または商標です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
■オープンソース・ジャパン株式会社について
ユーザ企業や自治体などの基幹系情報システムのコスト削減に焦点をあてLAMP
技術を中心に、様々な分野のオープンソース技術を統合して、新たな情報シス
テムの仕組みを構築していきます。また4つの子会社（ゼンド・ジャパン株式
会社、ゾープ・ジャパン株式会社、イーセキュリティ・ジャパン株式会社、
日本アプリケーション・サービス株式会社）とオープンソース・ジャパン・
グループを構成、確実な技術支援体制に裏づけられたオープンソース、コンテ
ンツ・マネジメント、セキュリティ、業務系アプリケーション構築の各事業を
推進しています。詳細は、以下のURLをご参照ください。
http://www.opensource.co.jp/
■お客様に向けてのお問い合わせ先：
オープンソース・ジャパン株式会社
営業本部toiawase@opensource.co.jp
TEL：03-3284-7600
|
